脳梗塞リハビリ研究会

コミュニティ活動レポート

第3回 脳梗塞患者の「集い」

主催
脳梗塞リハビリ研究会
協力
脳梗塞リハビリセンター
開催日
2015年7月25日(土)
場所
アルクル湊様(東京都中央区)
参加者
脳梗塞後遺症を抱えられた患者様とそのご家族、ケアマネージャー様 総勢14名。

7月25日(土) 第3回脳梗塞患者の「集い」が開催されました。

今回も中央区にあるデイサービス「アルクル湊」様の施設をお借りしました。
脳梗塞の後遺症に悩む方々9名、そのご家族3名、ケアマネージャー様2名、14名の皆様に集まりいただきました。
初めてご参加される方も多く、活気のある集まりになりました。

講師に来て頂いたのは、脳梗塞リハビリセンターの理学療法士である三上先生です。

「自宅でできるリハビリ」のレクチャーをしていただきました。自分の体の感覚を使いながら、体のバランスをイメージして整えていくという、静かなリハビリ。

日頃から、少しずつ自分の体を「感覚」や「イメージ」を使って意識してみるのが効果的なのかもしれません!

静かに行う「自宅でのリハビリ」では、みなさん真剣に取り組んでいました。

三上先生の「みなさん、目を閉じてください」の言葉で、疑心暗鬼になっていた方もいらっしゃったかも。
でも、「目を開けて」自分のイメージと体が一致した時、「おー」と言う声も聞かれました。

いろんなアプローチの仕方があるんですね。
そして人の体にある可能性ってスゴイ!

初めて参加された方々も多く、新しいお話しや三上先生への質問をたくさんしていただきました。

「物忘れ」を心配されてた方も、先生や他の参加者のお話しを聞いて、安心されたご様子でした。

2人として同じ後遺症の方はいないけど、「同じような」思いは、共有されるとものすごいパワーになるんだと思いました。

集いの後の懇親会では、初めて会ったとは思えない程、お話しが弾んでいました。

苦しい経験、辛い経験も笑い話にしてくれる方に、他の方々は大爆笑でした。

いつかこの集いに参加しているみなさんが、そんな笑い話ができるよう、そして贅沢を言えば?!誰かがツッコミを入れられるようになるのかなあと期待が膨らみました。

とても素敵な時間だったと思います♪

スタッフ総評
脳梗塞リハビリ研究会 大西 千恵子

今回は、猛暑の中、総勢14名方々にお集まりいただきました。予想を上回る参加者数で少々不安に襲われましたが、参加者の経験談を交えた自己紹介が始まった途端、何の心配もいらない事が分かりました。既にみなさんが気持ちを共有していたのです。

理学療法士の三上先生のレクチャーでは、初めて参加された方も含めて、みなさん積極的に質問されていました。他の人の質問でも、三上先生の一言を真剣に理解しようとする姿を目にして、有意義な時間を過ごして頂いているのだなぁと実感しました。

印象的だったのが、一つの質問に対して先生の説明を聞くだけでなく、参加者自らの経験をお話しされご説明頂く場面があったことです。同じような症状に悩む方からの説明もとても説得力があったと思います。これからも講師の先生を含めた議論や質疑応答が活発になるように感じました。

8月は猛暑が予想されるのでお休みしますが、9月から11月まで毎月「脳梗塞患者のつどい」は開催していく予定です。9月は26日土曜日に開催し、同じく「自宅でできるリハビリ」の続きを行いたいと思います。とはいえ、みなさんの経験やご意見を聞きたい!と言う方も多くいらっしゃいます。たくさんお話しをして頂いて、心も体もスッキリして頂ければ幸いです。そして新しい参加者も大歓迎ですので、9月の集いのお申込み、お待ちしております!

脳梗塞リハビリ研究会では、今後も「集い」を定期的に開催し、
脳梗塞の後遺症を背景としたご本人、及びご家族のみなさま同士がお悩みを語り合い、同じような仲間がいることに気づき、
お互いに励まし合える有意義な場の提供をしていたきたいと考えております。